top of page

About me

岩知道 優樹

横浜国立大学大学院 環境情報研究院 非常勤教員

Post doctor,

​​人の手が加わることで維持されている里山や都市における群集集合や生物多様性保全に関連する研究を行っています。近年は、都市における生物多様性-生態系機能の研究にも興味を広げています。

Reserch

​都市化による生物多様性の変容

世界中で進む都市化は、生物多様性の消失をもたらしています。都市化は、緑地の減少だけでなく、管理強度の増加や光害など、複雑な形で生態系に影響を与えるため、その実態を多角的に捉えることが不可欠です。私の研究では、都市生態系がどのような環境要因によって成り立っているのかや、都市化の進行とともに生物群集がどう変わっていくのか(群集の均質化)、そして生き物同士の関係性(生物間相互作用)が都市化によってどのように変化するのか、といったテーマに取り組んでいます。これにより、都市と自然が共生するための科学的知見を提供することを目指しています。

Urban ecosystems

​都市の生物多様性保全

DS7_4776_edited_edited.png

都市は、公園や農地、街路樹といった多様な緑地を有し、それらが絶滅危惧種を含む多様な生物種の貴重な生息地となっていることが明らかになるにつれ、都市における生物多様性保全の重要性はますます高まっています。私の研究では、都市内に点在する残存緑地から、公園などの造成された緑地、さらには道路の植栽帯といった微細な緑地に至るまで、都市を構成するあらゆる緑地を対象とし、都市の生物多様性の効果的な保全策を提案することを目指しています。

里山生態系の保全

長年にわたり、人々の適度な利用と管理によって育まれてきた里山は、生物多様性の宝庫です。しかし、近年の人口減少や農業従事者の高齢化は、里山から人の手を遠ざけ、管理放棄という深刻な事態を引き起こしています。その結果、かつて多様な動植物で賑わった里山の生態系は急速に変化し、生物多様性の劣化が進んでいます。私の研究は、この危機的状況に対し、まず管理放棄が生物多様性にどのような影響を与えるのかを科学的に評価します。そして、その知見に基づき、現代社会の状況にも適合した、里山における生物多様性の新たな保全方策を探ることを目的としています。

satoyama

©2021 by Yuki Iwachido。Wix.com で作成されました。

bottom of page